皆様お久しぶりです。制作部日焼け係の青木です。海に温泉にバーベキューに猫カフェにシュラスコ食べ放題に行ってきました。この間健康診断だったんですけど悲鳴をあげました。ダイエットします。
さて本日はいつもの「オリジナルとりかえっこフェイスをつくろう!」をお休みさせていただきまして、、、
フィギュアのお仕事をしてみたい皆様!!
9月1日より開催・応募しております「スカルプターズ・フィニッシャーズトライアウト」に向けてトライアウト出身のプロプロ原型師・フィニッシャーにインタビューしちゃいましょ〜!という企画でございます。
- トライアウトとは?
グッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーの共催にて実施されるフィギュアの商業制作業務未経験者専用の採用制度です。
『未経験でもフィギュアの原型制作、デコマス(彩色見本)制作を職業にしたい!』 と、本気で考えている方々が、原型師/フィニッシャーとして活躍できる環境を作るべく、ご自身の能力を存分にアピール出来る機会と、プロの原型師/フィニッシャーによる公平な選考の場を設けた特別な採用制度となっております。
トライアウトインタビュー自体は以前何度か、グッスマらぼ企画でされていますが、今回は入りたてほやほや!新人君+大先輩にインタビューしてみよう!の回でございます!!ピチピチ新鮮な現場の生の声をお聞きください。🐟🐟🐟
今回インタビューするのはフィニッシャーお三方!青木はインタビューアーです。
ではまず一人目はグッスマらぼでもおなじみの溜渕さん!早速ですが、トライアウトはどうでしたか?
溜渕と申します。トライアウトで印象に残ったのは、二次審査の実技試験が難しかったですね。
課題用の真っ白なレジンキャストが送られてくるんですけど、最初はパーツの組み方がわからず、結構困難でした。2022年の7月中旬から作り始めて、最終的には8月2日に完成しました。
2週間で完成したということですね。早い!
期間的には1ヶ月あったんですけど思ったよりも早く終わりましたね。入社した今だったらもっと手際よく作業できる自信がありますし、もっとクオリティの高い彩色ができたんじゃないかなと。
現在のお仕事は何をされていますでしょうか?
主にねんどろいどの面相(目)のデカール制作と貼り付け、微調整を行っています。目のデータはIllustratorというソフトを使用しています。様々な図形を組み合わせながら変形させてキャラクターの面相を作っていきます。
目のデカールの貼り付けは結構難しい作業で、細かな調整が必要ですね。その際、先輩に確認を受けて、目の距離や高さ、大きさ、色味などを調整しています。
難しそうですねえ。フィニッシャーになろうと思ったきっかけは何でしょうか?
自動車業界で働いていましたが、辞めざるを得ない状況になり、じゃあ、自分が一番夢中になってできるものは何か?って考えた時に、模型を作ることっていうのを思い浮かべてフィギュアの制作を仕事にすることを決意しました。
元々模型が好きだったんですね。仕事を辞めたタイミングでちょうどフィニッシャーになろうと思ったのが始まりなんですね~
模型歴はどれくらいですか?
本格的にプラモデルの塗装を始めたのは高校生の時で、模型歴は約8年~9年ですね。
趣味としても模型制作結構やってる感じなのですね。
ここに入社してから制作のペースが増えました。平日の仕事帰りにも1時間触ったりしています。体調を崩さないように注意していますが、1人暮らしも初めてで、なんとかやっていけている感じですね。
どういうことなの笑 模型が本当に好きなんですね。展示会に出ることが多いと聞きましたが。
そうですね。展示会とコンテストは、作品を作る目的の一つで、展示会で作品を出すことで他の人と交流できるのが楽しいですね。展示会では普段会えない人たちとも交流できてそれをきっかけに人間関係が広がっていってますね。
コミュニティが素敵
※個人作品です。
トライアウトからのエントリーの流れを教えてください。
求人広告から中途採用募集を見かけてって感じですね。最初は写真提出でした。今までの過去作の写真と履歴書を提出しました。
面接はどうでしたか?
最初のオンライン面接は和気あいあいとした雰囲気で、緊張がほぐれました。
どんな事聞かれました?
まず最初に自己紹介と志望動機、後は写真提出した過去作品について聞かれましたね。また、普段どういった物を作るのかなども聞かれました。トライアウトって作品1つでも作っていれば応募できるので、それをどれくらいの熱量で制作したのかを見ているのかもしれません。特に自分は熱量を推していきました!
二次面接は対面でしたね。どんな感じでした?
本社での面接では、オンライン面接と似たような内容の質問がされました。ただし、制作物を持参しました。ポートフォリオがあればそれを提出することもできますが、持っていない場合は実際に制作した作品を持っていくことが重要だと思います。持参した作品は異なるジャンルのフィギュアで、3つほどでした。自分のアピールポイントとして、幅広いジャンルで作品を制作していることを強調しましたね。
そのアピールポイントが評価されたのですね。ねんどろいどの彩色や面相も色々なジャンルがありますしね。その制作経験が、アピールにつながったのかもしれませんね。
トライアウトを受ける人にアドバイスはありますか?
できればプライベートでも色々作ったりしたら日常が豊かになるんじゃないですかね。また、作品を他人に見てもらうことが大切だと思います。展示会やコンテストに参加して人の目に触れる機会を持てると有利なんじゃないかなと思います。自分の作品を他の人に見てもらうことは、完全に自分だけの世界で作業するよりも、多くのことを学ぶ機会になります。
なるほど、作品を公に展示し、他の人に評価してもらうことで成長するチャンスが増えるということですね。展示会やコンテストを積極的に活用することで、モチベーションも高まりそうですね。
そうですね、それに自分の作品を評価してもらえることは、モチベーションの向上につながります。ただし、コンテストで賞を取れなかったり、悔しい経験もあるかもしれませんが、それも成長の一部です。ただ、そればっかりだと疲れてしまうので展示会メインで、コンテストはたまに参加する程度がちょうどいいバランスかもしれませんね。
制作部全体、彩色チームの印象はどうでしょうか!
もっとプロ集団かと思っていたのですが予想と違い、和気あいあいとした雰囲気で、みんながお互いにアドバイスを出し合いながら成長しようとしている印象でした。上下関係よりも仲間感が強いです。
過ごしやすい環境ですね。
はい、上下関係よりも模型仲間感が強い環境で、制作スペースや制作会のような雰囲気です。でもやる時はきちっとやるイメージがあって上達しやすい環境かなと思いましたね。
ありがとうございました~!
次は原さんです!