しゅらけんさん、よろしくお願いいたします!入社からどれくらい経ちましたか?
トライアウトで入社しました。かつ新卒でもあります。大学卒業と同時に入社してから6年経ってます。
なるほど。原型師としての経験はどれくらいでしょうか?
趣味ではプラモデルをずっと作っていました!入社前に作ったフィギュアは3体ぐらいしかありません。
意外ですね!
そうかも、昔からフィギュア制作をしていたわけではないんです。大学に入ってから始めました。他の人は専門出てる人もいれば、大学も造形系の人は多いけど、私は経済学部出身なので専門的な経験はなかったです。トライアウトに受からなかったら金融会社に行く可能性もあったんです。
想像できないですね~
トライアウトを受けるきっかけは何だったんですか?
元々バンドをしていて、バンド仲間の一人が秋葉原で新しいフィギュアが展示されると聞いて行こうと誘ってきました。当初はあまり興味がなかったのですが、ついて行ってみたら、お気に入りのキャラクターが立体化されているのを知りましたね。
初めて見た瞬間、すごいと感じ、そのフィギュアの原型を制作した原型師の名前をそこで初めて知りました。
それから、自分もフィギュア制作に挑戦し、ワンフェスに出展するようになりました。当時、私はその原型師のファンとしてTwitter(現X)で呟いていたのですが、その先生本人からフォローされて、直接メッセージでやり取りするようになりました。そして、ワンフェスで先生が私の制作物を見て応援してくれたことがあり、トライアウトを紹介してくれた感じですね。
尊敬する先生の後押しがあったんですね。
そうそう〜。それが一番大きなきっかけかな。もちろん、他にも多くの人にお世話になりましたが、まずはこれがきっかけですね。
他にも制作物を見てもらい、アドバイスを受けたり、トライアウトに出展する作品の手直しをしてもらったりしました。こうした先生方のおかげでトライアウトに挑戦する勇気を持つことができました。
いろんな人に助けられたんですね。
そう、タイミング的にちょうど、お世話になった人がいたんです。今回、制作した原型がトライアウトのチラシの表紙になったんです。自分が受かった時の後押しをしてくれたチラシの表紙に載れたことが本当に嬉かったな!
ありがたいですね。トライアウトではどのような作品を提出しましたか?
ワンフェスで展示していた作品です。
この画像はトライアウトに提出後、添削してもらい、修正が加えられたものですね。
なるほど。何に気を付けたり、どの部分を修正しましたか?
一番の修正点は、メインカットの顔の向き。最初は横からのアングルでしたが、顔がそのままの向きだと見えにくくなるため、少し顔を正面に向け、頬のラインが見えるように調整したかな。また、立体のフィギュアであるため、特定の方向から見た際に硬くならないように、体の向きや足の流れを調整しました。
動きを出すような調整をしたんですね!難しそうです…
そうそう。フィギュアは立体物なので、特定の角度だけではなく、いろんな角度から見たときに美しく見えるように工夫しました。
なるほど…
また、このフィギュアはほぼすべてファンド(石粉粘土)を使用して制作しました。細部に真鍮線を使用した部分もありますが、大部分がファンドです。
これほぼすべてファンドなんですね!?すごい!制作にはどれくらいの時間がかかったのでしょうか?
ワンフェス向けに制作していたため、おおよそ3か月ぐらいかかったかな。
ワンフェスの場合、許諾が下りたら複製して彩色して準備する、というプロセスですね。
そう。生き地獄だったし、非常にきつかった。未だに家には型やキャスト、原型などが残っています。
ひゃ~~きつそうです!
まぁ、制作に関してはプラモデルも趣味でやっていたので、完成させてなんぼやろって感覚はあったんで大丈夫でしたね。
面接の時の雰囲気ってどんな感じだったんですか?
でっかい会議室に1人で座らされ、持参した作品を組み立てるよう言われましたね。
しばらくしたら個性的な人たちがぞろぞろ会議室に入ってきて、なんだこのギルドメンバーみたいな人たち!!って思ったんですけど、あ、この人たちが面接の相手なんだってその時気が付きましたね。面接の感じはいつも通りだった笑
なるほど、ギルドメンバー笑笑笑
話が進むうちにリラックスできた感じですね。
面接の際に志望動機については、自分がフィギュア制作を始めたきっかけについて話しました。ここに来るまでにいろんな人達にお世話になったなぁと思い返して泣いてしまいました。
泣いたんですか!?す、すごい…私の時は怖くて泣きそうにはなりましたが笑
最後の逆質問の際、何を思ったか、持ってきたフィギュアを全て添削してほしいとお願いしましたね。
その結果、面接終盤にもかかわらず、面接官たちに1時間ほどフィギュアを添削してもらいました。帰宅後、見せてはいないのですが、そのアドバイスをもとに原型を改良しました。今でも改良した原型が家にあります。
トライアウトを受ける人へのアドバイスをお願い致します!
アドバイスとしては、作品をちゃんと作りきれてることじゃないかな。責任感があるかどうかも重要。将来性や伸びしろも見られるので、個性を出しつつもキャラクターに似ているかどうかも大事ですね。
ああ~~~~~耳が痛いです。
制作部原型師チームの印象についてどうでしょうか。
自分は今アナログチームのチームリーダーなんで、自分で言うのもあれなんですけど笑
多分自分のチームが一番チーム力が高いと思います!!コミュニケーション能力が高いし、無理強いはしないから居心地が良い。そうなるように気をつけてますね。
いいですね〜。なんだか明るいチームみたいな。
物作りは環境が大切だと思いますね。調子悪いときはいいもの作れないし。プロですからそういう時もちゃんと出力できるようにしなければいけないんですけど、そうは言ってもね。
メンタルの問題もあるから、メンタルがちゃんと元気でいられるようにそういう雰囲気を大切にしています。
技術力は後からあがるものですから、やっていけばうまくなりますしね。雰囲気の方を重視してるかもしれません。
入社後と入社前のギャップとかってありましたか?
入社前は気難しいイメージがあった笑 やっぱり何も知らないから和気あいあいとはしてないんだろうなあとは思いましたね。職人集団みたいな。
私もそんなイメージでしたけど、別にそんなこともなくって感じでしたね。どうでしたか。
やっぱり好きなことをやっているので!
会社に入ってからしんどいってなることはありませんでしたね。
楽しくお仕事できるのは素敵ですよね!ありがとうございました!
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