らぼブログをご覧の皆さま、こんにちはーーー！！！

 

ものづくりの設計図や展開図をみるの大好き！製造部のしほぴー（@gsc_shihop）です☆☆☆

 

突然ですが、皆さまこちらのイラストはご覧になったことがありますか？？？

 

 

そうです！『GOODSMILE RACING & TeamUKYO』（以下GSR）今年のミクさんのメインイラストです！

今年はTonyさんがミクさんのデザインを担当されました！

毎年、異なるイラストレーターさんにより様々なスタイルで登場するミクさん・・・

GSR最大の魅力のひとつですね♪

 

そして！声を大にして伝えたいもうひとつの魅力が…

 

 

レーシングカーのデザインです。

 

毎年選手と同じくらい、かっこいいデザインでレースをもりあげてくれるレーシングカー！！！

 

一体どんな風にしてデザインしているのだろう？？？そんな疑問をもとに

今回はこのレーシングカーのデザインの裏側に迫りました！！

 

ぜひ最後までお付き合いくださいませ！

 

 

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今回教えてくれた方はこちら！！！

GSRのサムライ（@gsc_gozaru）さん。

サムライさんは、シリーズチャンピオンになった2014年のBMW Z4から関わり、2016年と2017年、そしてSPA24時間レースのマシンのデザインを担当。

 

【カーデザインができるまで】

 

 

 

どんな風にレーシングカーのデザインって始まるんですか？

サ：まず、レースに参戦する車種が決まったら、その車種のボディ形状を理解する為に写真やミニカーをひたすら見て形状を研究します。
ミニカーがある場合は蛍光灯などで光を当てながら、更に細かくボディラインを出して理解を深めていきます。
実際にデザインをしていくのはそれからですね。

▲こちらは今年のレーシングカーデザインの完成図。ここまで完成するには長い道のりがありました…。

 

 

実は毎年イラストレーターさんには計算してイラストを描いてもらっているんです。

 

サ：イラストレーターさんに平面図を渡す際にはどの部分なら綺麗に見せる事が出来るかを伝え、ミクさんが一番映える場所でイラストを描いてもらっています。例えばボディが曲面になっているところに顔があったりすると歪んで見えてしまいますよね。

 

 

 

▲大きなスペースがあるように見えても、実際にイラストの見栄えがいいスペースは多くはないようです。
 

 

し：イラストとマシンデザインには密接な関係があったのですね！

 

 

描き下ろされたイラストをもとにデザイン案をいくつもだしていきます。

 

▲こちらは去年のデザイン案。どこにどんな色をどんなバランスで入れるかなどいくつもバリエーションをつくります。沢山ありますが、ほんの一部のようです…

 

▲こちらは今年のデザイン案。数ヶ月かけ、最終的なデザインを絞りこんでいきます。

 

 

平面上でのデザインだけでは完成しません。
ラッピングのあともデザインの調整が続きます。
 

サ：平面図だけでなくミニカーを撮影してレタッチし、立体の完成イメージも作るのですが、実際にラッピングをしてみると、イメージしていた完成型と印象が違う場合があります。
そういう時は再び画像をレタッチして立体のイメージを作り、再度修正をしてきます。

 

 

 

 

サ：このような調整をアートディレクターのコヤマシゲトさんや安藝さん、施工会社さんとひたすら繰り返し、今のデザインになりました。

 

 

今年のカーデザインのこだわりは？

 

サ：今年のレーシングミクは「妖精」がテーマなので、妖精の羽から出る鱗粉のキラキラと、

ミクさんの持つデジタル要素を合わせたデジタルモザイク柄をマシンデザインに取り入れています。

マシンデザインで使用したグラフィックはグッズのデザインにも使われる事になるので、ここも重要なんです。

 

光を反射するミラータイプのシートをデジタル模様に使用することで、様々な角度でみても、見る時間によっても表情に変化のあるマシンになって、レースを観戦される方も、撮影する方にも楽しんで見てもらえるのではないかと思います。

 

▲上やサイドに妖精の粉を模したモザイク柄のデザインがちりばめられている…！

 

し：そんな工夫が施されていたとは…！

確かに、サイドの影になっている部分がキラキラしていますね✨

 

サ：レーシングカーがより速く見えるように、この妖精の粉をイメージした模様は後ろに流れていくようなデザインにしています。少しでも速そうに見せたいのです！

 

▲まるで妖精の粉を出しながら走っているようなデザインです！

 

 

GSRのカーデザインの共通点ってありますか…？

 

サ：GSRのマシンの特徴として、フロントライト周りの「アイライン」に初音ミクカラーでもあるピンクを入れていたので、担当になってもその部分は引き継ぎ、女性社員に「アイラインはどういう風にメイクをしたらどういう印象になるのか？」っということを相談したりもしています。

 

し：車体でいうアイラインってフロントライトのことですよね！よく見たら、何かによく似ているような…。

 

歌舞伎の隈取を意識しています。

 

サ：2015年の結果があまりよくなかったので、実は2016年からちょっと強めのイメージを付けたいと思って、歌舞伎メイクのようなアイラインでメリハリを強めにしてみたんですよ！前のめりにグイグイといきたいなって・・・

 

▲前から見るとより迫力が伝わってくる…。

 

 

サ：あとは、オートフォーカスがちゃんとひろうような配色を意識しています。

レーシングカーなので、テレビ中継やレース観戦の時にGSRのマシンを遠くからでも見つけてもらいやすいような配色も意識してます。応援してくださる方々にたくさん写真をとってもらえるように、「いつ、どこから撮ってもかっこいい！」と思ってもらえるようにと考えています。

 

 

 

し：そんな工夫が施されていたとは…。（2回目）

ファンにとってすべての写真が最高の1枚になる素敵な工夫ですね！！！

 

このように、毎年新しいデザインがされているレーシングカー、コンセプトを大切にし応援してくださる皆さまに喜んでもらえるようなデザインを作っております！

 

ぜひ、レースを彩るかっこいいカーデザインにも注目してみてください！！！！

 

 

▲ただいまこちらのミニカーも受注中です☆

 

 

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実は今週末、レースがあります…！！！

 

「SUPER GT　第３戦オートポリス」

 

5月20日（土）予選日

5月21日（日）決勝日

現在『GOODSMILE RACING & TeamUKYO』はランキング第3位！

応援よろしくお願いいたします！！！

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