Posted on

こんにちは

忙しいときほどなぜか寝起きが良く、生活が加速していくひがしです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

ではタイトルの通り面相データメイキングの続きをやっていこうと思います!
スタンダードな表情の面相データを作りましたので、
今回はそれをもとに別の表情を2パターン作ってみます。

前回の記事をご覧になってない方はこちらから!→【ねんどろ】面相データのメイキング!【制作部】

↓↓こちらがキャラクターのイラスト(ひがし作)と前回作った面相データです。↓↓





早速「表情2」から作ってみましょう。




怪訝そうな顔です。
自分でイラストを描いておいてなんですが、左右の目の形が大きく異なる面相は難易度が高いです。
二次元ならではの嘘を多く含んでバランスをとっているためです。
実際貼ってみないことには仕上がりがどうか判断しかねるタイプの表情トップ3に入るでしょう。

ともかく作るんじゃい!



illustratorに資料を読み込み、最初に作ったデータ(以下、表情1)を二つ並べます。
片方を変形させて作っていくというわけです。
自分が作業しているデータと表情1データ、資料をじっと見比べながら進めます


右目を作ります。
表情に大きく関わる要素は上まつ毛なので、ひとまず黒目や白目のことは気にせず
どしどし変形させていきます。下の画像のように透明度を下げると作業しやすいかもしれません。



変形するにあたって、大切な部分に青と赤の点をつけてみました。
表情1では大きく角度が変わる部分(青点)はひとつでしたが、
表情2には3つ(赤点)あります。
こういった「特徴の点」を見つけて点の位置関係や点と点の間で
どのように線が反っているか?太さが変わっているか?と考えます。

意外とフィーリングじゃない部分もあるということですね。


そんなこんなでざっくりやったのがこちらです。



ここで形状確定ではないので、あまり時間をかけずササ~とやっちゃいましょう。
ですが変形に夢中になりすぎて目の横幅が変わらないようにも注意してくださいね。
横幅のガイド線を引いたり、定期的にデータを重ねて確認するのが良いでしょう。


同じ手順で左目も作りました。



ざっくりざっくり♪


両目とも出来ましたら、並べて調整します。



目線を向かって右に振ってみました。
今回はひがしの思い付きですが、通常お仕事で面相を作る際は企画担当から目線の方向も指示があります。

瞳孔の位置は同じなのに右目のほうが瞳孔と上まつ毛の距離が近いせいで
位置が高く見えるのがなんだか不思議ですよね。面相錯覚あるあるです。


それでは最後に「表情3」を作ります。



にっこり笑顔ですね。
閉じた目の作り方です。


閉じた目は、開いてる目より少し横幅を狭くしたほうが
貼ったときうまくいくことが多いです。


う~んこんな感じでしょうか。


そしてこれも両目を並べて調整しました。


反転して調整、を繰り返します。


そんなこんなで一通りできました!



よ~~し!!!

次回の記事では、実際にデータを印刷してねんどろいど面相に貼ってみます!
その前に今回作らなかった表情2の「汗」や表情3の「頬のピンク斜線」の
作り方もさらっとご紹介いたしますね!

では皆様、よいねんどろライフを~♪