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こんにちは。
この間発売されたMODEROIDのザブングルがとっても欲しいです。
メカスマインパクトもいちユーザーとして面白かった…!
制作部のろい(@gsc_emp_loyee)です。

制作部メンバーによるプラモデル制作記事【ろいの積みプラ崩し】
今回は『その4 髪の毛グラデーション塗装編』でございます。

グッドスマイルカンパニーの美少女プラモデル、chitoceriumシリーズの
chitocerium VI-carbonia adamas(文中アダマスちゃん)を引き続き制作していきます。

↓前回使用した動画のスクショです。

▲動画付きで基本塗装についてモリモリ紹介しておりました

前回の基本塗装の記事はこちら↓


今回はグラデーション編!
私も実は美少女プラモデルサイズのグラデーションは得意というわけではないのですが、
だからこそお手軽にできるグラデの手順について、
自分なりに考えてみましたので、参考になればと思います!

いきなりですが、完成した髪の毛がこちら!

これ、やれます。ササッと。
以下に手順を振り返ります!


まずは使用塗料の紹介!

▲左から説明しております
  1. Mr.COLOR GX クールホワイト
    • ハイライトに使用
  2. FOK アクセルS#100 ブラック
    • シャドウの調色に使用
    • プレーンな黒であればなんでも代用できるかと
  3. ガイアカラー 純色バイオレット
    • 同じくシャドウの調色に使用
  4. 調色したシャドウカラー
    • クールホワイトをベースに、純色バイオレットで色味付け、ブラックで彩度と明度を落としました。
    • (真)と書いてあるのは、最初に作ったシャドウカラー(没)と分かりやすくするためです…

以下はシャドウをテストピースに吹いてみたものです。
色味の参考になれば良いのですが。

▲左側が使ったもの、右側が没になったものです。

銀髪あるいは白髪のシャドウの色味というのはとても難しいのですが、
今回はバイオレット系でやってみました。
没色はあまりにニュートラルなグレーすぎて、濁った印象になるかと思って没になりました。


次に塗装手順のご紹介!

最初にいくつかのパーツで分割されている髪のパーツをひとまとめにしておきます。
(私は嚙み合わさるジョイントに瞬間接着剤を盛って、嵌合をつくって保持できるようにしています)

▲白サフは吹いてある状態で、内部の凸ダボに瞬間接着剤を盛って嵌合を調整しました。
 両面テープやブルタックのような粘着剤を使うのも手だと思います。

髪のグラデーションは明るい色(ハイライト)⇒暗い色(シャドウ)の順で塗った方が色が濁らずに綺麗に出るので、まずは光の当たるハイライトになる明るい色に塗っていきます。

ここまではベタ塗りで大丈夫です。

▲Mr.COLOR GX クールホワイトを吹きました。
 写真だと、ただツヤが出たくらいにしか見えないですね…

いよいよシャドウ部の塗装に入っていきます!

用意したシャドウ用塗料をシンナーでシャビシャビに溶いていきます。
ちなみに使用シンナーはみなさんのお好みのもので構わないのですが、模型用の中では強めのシンナーを使用するのをお勧めします(藤倉応用化工のアクセルS35シンナーなど)。

▲シンナーの割合がどのくらい、というのは
溶解力の強さや気温にもよるので記載するのは難しいのですが、
ハンドピースのボタンを引いてギリギリ塗料が出るか出ないかというくらい絞っても、
粉吹きないし梨地塗面にならない程度に薄めると良いのかなという体感でした(今回は)。

そして今回の肝である「塗り方」ですが、
タイトルの通り“光の輪”をイメージします。
これがどういうことかというと…

こういうことです。
この部分にハイライトを残すイメージでその上下にシャドウを吹きます。
上と下にざっくり吹くだけ!
\カンタンダネェ~/

▲粗いGIF画像ですがこんな感じで塗っておりました。

イメージ以外でさらにコツを挙げると…

  • エア圧は極端に弱くしない、普通にベタ塗りできるくらいで
  • その上でニードルの開きは極細で(0.3㎜のハンドピースです)
  • ハンドピースは横に動かすのではなく、上下に動かす
  • 少しのミスはハイライトの白(シャビシャビ)で上書きして修正

と、こんな辺りでしょうか。


そして塗りあがったもの(髪単体)がこちら!

はい

はい

と、こんな具合になりました。
あらためて冒頭の面相込みのモノだと…

はい

と、中々良い感じにまとまったのではないでしょうか。

ここからさらに墨入れと艶消しの工程を挟むと印象が変わると思いますが、
それはまた次回の楽しみに、ということで。

皆さまも参考になれば、
気軽に、軽率に挑戦してみてください!

今回はここまで!

▼次回の部分塗装編はこちら!▼


© GSC, huke, Masaki Apsy/chitocerium