みなさん、こんにちは。制作部のげんた(@gsc_genta)です。
少々大げさな記事名になってしまいましたが、私の記事では、まだまだひよっこな私ではありますが、美術解剖学について知ってることをまとめたものを何回かに分けて紹介していこうと思います!個人的にフィギュアを作っていく中で情報を取捨選択し、調整していったものなので参考程度に見てもらえればと思います。(あわよくばこの記事で人体造形をより楽しめる人が増えてくれれば…!)それでは本題に入ろうと思います。
人型のフィギュアを作る時に、必ずと言っていいほど通るのが人体造形の道。
しかし作っていく中で「ここがどうなってるか見える資料がない…わからん!」となることも多い…多くない?
この、わからん!を解決してくれるのがそう、美術解剖学。知は力なり。知ってるだけでも解像度は上がってもっといい体が作れるはず…!
と、いうことで美少女キャラクターにフォーカスした美術解剖学について複数回に分けて紹介していこうと思います。
まずはありそうでなかったかもしれない美少女キャラクターの人体比率(げんた調べ)がこちらになります(図1)
図1 美少女フィギュア(6頭身)の人体比率
私はこれを基準値として使ってきました。キャラ毎に脚長くしたりするのであくまでも基準値です。(重要!)
また、これが正解というわけでもないので皆さんの好きなようにカスタマイズして使っていただければと思います!
図中の黄緑色の数字は1頭身(アゴ先から頭頂部までの長さ。髪の毛のボリュームがあるキャラクターは測り方注意!)を1としたときの比率を表したもので、1頭身が3cmの時は上腕骨は約2.9cm(3×0.95)、大腿骨は約4.9cm(3×1.65)といったように使っていきます。
私はこれを元に骨を作り、それらを組み合わせてイラストのポーズを取らせて印象に合わせて調整する、といったことを繰り返して肉付けをするための芯(骨格)を作ってました。
また、美少女アニメキャラクターには6.5頭身や7頭身のキャラもいます。ですのでそれに対応できるような方法もご用意してます!(図2)
図2 6頭身からの頭身の変え方。
やることは単純で6頭身の時にひと手間、頭のサイズ変更するだけです。この時先に頭を作ってしまうと後から変更しなければならなくなるのでそこは注意!
短い気もしますが、今回は人体比率をざっくり書いたところで終わりたいと思います。今後はしばらくは部位ごとに分けて筋肉等も含めたちょっとした解説記事みたいになっていくと思います。
次回は体幹部あたりについて書いていこうかなと思います。
それでは、良い造形ライフを!👋