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【前編】表面処理編(このページ)

【後編】塗装編(後日公開予定)

皆さまこんにちは。制作部の「青木」です。この間自転車で走行中、おにぎりを落としてしまい物凄い勢いでおにぎりが転がっていきました。悲しかったです。

さて、趣味で模型やフィギュア、プラモデルを嗜む方たちもいらっしゃるかと思いますが、

フィギュアメーカーって一体全体どんな道具を使ってフィギュアを作っているの?

と疑問に感じたことはありませんでしたでしょうか?

私はありました。なんならなんか凄そうな機械で全自動造形機で凄そうなことをし、あっという間にフィギュアが出来上がる、なんて入社前は考えていたりしていました。

そこで、本日は謎多き制作部に潜入し、制作部で(主に私が)使用している模型道具について今回は表面処理編として調査していきたいと思います。

じゃん!こちらが制作部で(主に私が)使用している模型道具になります!

こちらは主にレジンキャストや、原型をヤスリがけする道具です。意外と普通の模型道具を使用しているのではないでしょうか?

それでは詳細に行ってみましょ~

①紙やすり、スポンジヤスリ

原型・複製したレジンキャストのヤスリがけに使用します。

紙やすりは主に「タミヤ フィニッシングペーパー」を使用しています。
番手がそれぞれ180番320番400番600番を使用しています。必要に応じて番手は変えていきます。

スポンジヤスリは「3M スポンジ研磨剤

それぞれ、スーパーファインウルトラファインマイクロファインを使用しています。紙やすりでヤスリがけした後、スポンジヤスリで軽く磨いてあげるとキレイに仕上がります。

②瞬間接着剤、硬化促進スプレー

主にレジンキャストの気泡埋め、ダボの渋み付け、嵌合調整に使用します。

高圧ガス工業株式会社 シアノンDW

高圧ガス工業株式会社 シアノンプライマースプレー

こちらの瞬間接着剤、そのままでは硬化するのに非常に時間がかかるため、スプレーをかけて手早く硬化させます。

こちらの瞬間接着剤を使用したねんどろいど補強術の記事がありますのでよろしければぜひチェックしてみてください☆

③デザインナイフ

レジンキャストのゲート処理などに使用しております。一本持っておくと便利です☆
刃を立ててカンナがけしてあげれば面がある程度キレイになり、ヤスる手間が省けます。

OLFA デザイナーズナイフ

FEATHER 替刃メス」※刃先のみ

④ニッパー、ペンチ

 

3Dプリンターで出力したキャストのサポート除去、レジンキャストのゲートの除去などに使用します。あとは真鍮線やアルミ線を切ったり。意外と重宝します。

タミヤ ラジオペンチ

タミヤ 薄刃ニッパー

⑤その他

 

歯ブラシ」やすったレジンの粉を除去するのに使用します。その他にも「エアダスター」など、似たものがデスクに散らばっております。使用用途は同じです。

 

真鍮線、ピンバイス」軸打ちにはあまり使用しません。キャストを台座に立たせるために足に仕込みます。後は折れたダボを補強する際に使用します。主に1mm~2mmを使用します。

 

クレオス Mr.シリコーンバリアー瞬間接着剤硬化促進スプレーと一緒に使用し、キャストの隙間を埋めます。詳しい方法はまたブログで紹介していきたいと思います。

 

ゴッドハンド スピンブレード1mm~3mm」特にどこに使うという決まりはないのですが、奥まった場所にあるパーティングラインを綺麗にするのに役に立っています。先輩が買ってくれた思い出深い模型道具です。

今回はざざざっと紹介してまいりましたが、塗装編の道具紹介はまた塗装時に紹介させていただければと思います。

あまり使用イメージが湧かないかもしれませんので、次回からこれらの模型道具を使用してプラモデルやキャストの組み立て制作記事を書いていこうと思いますので、ぜひぜひお付き合いくださいませ☆



ではまた~🙌