皆さま、こんにちは!
製造部のホウちゃん(@gsc_ge)です。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
本日皆さまにお届けしたい記事は。。。
「製造開発豆知識」二回目です!
皆さまは、ねんどろいどの色がどのようにして塗られているか、ご存知ですか?
実は、パーツの形、サイズによって、塗り方も違います!
今回の記事では、ねんどろいどの量産において用いられる塗装の仕方について、
いくつか皆さんに紹介したいと思います!(o゚v゚)ノ
ねんどろいどの塗装について、こちらの記事もぜひチェックしてみてください!↓
まず、皆さまが「塗装方法」と聞いてイメージすることはなんでしょう?
パーツを一個一個固定させて、エアーブラシで色を塗るイメージでしょうか??
色分けの無い1色だけのパーツに対しては、この方法がよく使われます。
でも!実はその塗り方だけではなく、他にも塗装方法が色々あります!
まずは、こちら!
・丸吹
細かいパーツの場合、一個一個掴んで色を塗るのはなかなか難しいです!
こういう時には。。。
作業の効率を高めるために、「丸吹」という塗装方法を使います。
「丸吹」というのは?
たくさんのパーツを平らの面に重ならないように並べ、
大きいエアーブラシで、まんべんなく塗料を吹くこと!
塗り面を乾燥させたら、全てのパーツをひっくり返し、残りの一面を塗ります。
パーツの形によって塗料が隅まで入らない場合もありますが、
360°回転可能な作業台があると、あまり手を動かさなくても
色々な角度から塗料が入ります!
とても便利ですね。(゚∀゚)
・マスク塗装
次に!
分割不可能な1つのパーツに複数の色を塗りたい時、どうすればいいでしょう。。
♪♫♪♬ ♪♫♪♬
これは塗装用の金属製マスクです!!
色を塗りたい箇所以外はマスクに隠れているので、
マスクの表面に向けて塗料を吹くと、塗りたい箇所だけに色を付けられます♪
◆塗装マスクについて◆
塗装マスクの種類は、
挟むタイプと嵌めるタイプに分けられています!
☆挟むタイプ
こちらは挟むタイプです。
2枚の金属マスクが。。。なんと大きいハサミの先端に溶接されています!
ハサミのバーを握り、中にパーツを入れ、
ぱくっと挟むと、塗る準備完了!
☆嵌めるタイプ
そして、こちらは嵌めるタイプのマスクです。
挟めるタイプと比べ、片面しかないですね。
使う時、パーツをマスクの裏面から嵌め、正面から塗装します♪
どちらのタイプでも、パーツをしっかり固定させ、
塗装のターゲット箇所をぎりぎりまで残すことを目標としています!
もちろん、マスクは一定の厚さがあり、
凸している形に対して、塗料が筋まで入らない時もあります。
その時は、手塗りで一つ一つ修正も必要になります。
色をきれいに塗るために、塗装スタッフたちも色々工夫しています!
♪♫♪♬ ♪♫♪♬
以上、「ねんどろいどの塗装と塗装道具」のご紹介でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
次回はたかみーの2月のトピックスについての記事です。ぜひお楽しみに!
本日の一枚~
鳥取寒波に襲われ、楽月工場前も一面の銀世界に!
ホウちゃん(@gsc_ge)
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