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みなさまこんにちは!

 

制作部のタカヒロ(gsc_Takahiro)です!

 

前回の記事でご紹介した塗料の下塗りと上塗りの関係を、実際にソユーズロケットを作りながらご紹介します!

 

タカヒロの塗装講座 その2 「素材と塗料、種類と特徴」

 

まずは、パッケージを開けて中身を確認して不備不良が無いか確認しましょう!

 

問題無ければ早速作っていきましょう!

 

今回は成型色を活かしつつ、部分塗装で仕上げたいと思います!

 

説明書の実物のソユーズの写真やインターネットで写真を探して塗り分け箇所を考えます。

ロケットのバーニアはシルバーを塗装した後にエナメル系塗料のレッドを上塗りするので、エナメル系塗料の下塗りにはラッカー系塗料のシルバーを塗装します。

 

ランナーにつけたまま塗装するとゲート部分に塗装できないので切り離してから塗装します。

パーツの切り離しには匠TOOLS極薄刃ニッパーを使うと綺麗に切れます!

 

 

ゲート部分が接着面で見えなくなるパーツは切り離さずにまとめると便利です。

 

 

ラッカー系塗料は乾燥が早いので夏だと20〜30分くらいで乾燥します。

乾燥したら次はエナメル系塗料のレッドを筆塗りで塗装します。

 

塗りました!!

 

はみ出してるじゃん!!

 

安心してください!

エナメル系塗料はエナメル溶剤を使えばはみ出た塗料を落とすことができます。

 

綿棒に溶剤をつけてはみ出た塗料を落とすと…

 

▲修正中

 

この通り!

綺麗に塗り分けができました。

 

▲修正後

 

すべてのバーニアの塗り分けができました。

この時点でもうカッコいいです!

エナメル系塗料は乾燥に時間がかかるので乾燥中は他の作業に移ります!

 

 

次に手すりやラッタルの塗り分けです。

黄色に塗装しますが、成型色が緑の暗い色なので黄色の発色が暗くなってしまいます。

黄色を塗装する前にホワイトを下地に塗装すると発色がよくなります。

 

▲下地をホワイトで塗装します。

 

▲鮮やかな黄色になりました。

 

塗り分けができたので説明書通りに組み立てていきます!

今回は塗装の記事なので組み立ては割愛します…

 

組み立て終わったらスミ入れをしていきます。

【スミ入れ】とはモールドに塗料を流し込んでモールドを強調させる技法のこと

エナメル系塗料を溶剤で希釈しても使えますが、エナメル系塗料はプラスチックに直接塗るとプラスチックが脆くなってしまいます。

 

今回は、プラスチックに直接スミ入れをするので、直接塗っても脆くなりにくい油絵の具が主成分のウェザリングカラーでスミ入れをします。

使用する色はブラックとグレーです。

 

白の成型色にはグレー、緑の成型色にはブラックを使います。

 

白の上にブラックを使うとコントラストが強すぎてオモチャみたいになってしまいます。

 

凹部分にウェザリングカラーを流し込みます。

はみ出しても、ウェザリングカラーエナメル系塗料と同様に溶剤で落とすことができます。

 

 

スミ入れ前とスミ入れ後の比較です。

モールドが強調されて引き締まりました!

▲スミ入れ前

 

▲スミ入れ後

 

▲スミ入れ前

 

▲スミ入れ後

 

 

いかがでしたでしょうか!

1/150 プラスチックモデルキット ソユーズロケット+搬送車両本日5月28日出荷です!

是非お手にとって自分だけのソユーズロケットを作ってみてください!

 

 

今回はここまで!

 

明日のらぼブログでは、ハル(gsc_haru)がこの前出荷されたあのねんどろいどを紹介!

・・・・・? どちらさまでしょう?

 

お楽しみに!

 

制作部 タカヒロ (gsc_Takahiro)

 

 

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